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スタッフがお届けする最新ジャーナル
フォーカスアイテム、着こなしのポイント、バイイングトピックスなど、RIVERUSの考えやこだわりをご紹介

2021.06.21

Note For You

RAG&BONE(ラグアンドボーン)|セレクトショップ RIVERUS リヴァース 新潟

県外からお越しのお客様によく聞かれるのが、美味しいお鮨が食べたい、どのお店がおすすめですか、ということだ。RIVERUSのある新潟古町にはミシュラン星付きの名店がひしめいている。食べる人の気分やお腹の空き具合その他をお聞きしたうえで、ここならというお店をお勧めさせていただく(美味しいもの好きのRIVERUSスタッフ一同、お鮨以外も得意です。ぜひなんでもお尋ねください)。個人的にも鮨は大好きだ。サクッと日常的に….とも思うし、特別な時に…とも思う。言ってみればいつも鮨がいいのだ。

鮨。米に魚の小片を載せただけというシンプルこのうえなしのものなのに、なぜあんなに美味しいのか。あるひとは「新鮮だから」と言う。たしかそれもあると思う。でもトシ相応の経験で様々なお店を食べ歩いたり食べ比べたりした結果、わかったことがある。シンプルの極みといえる鮨が美味しいのは「仕事がしてある」からなのだと。新鮮だから、新しいお店だから、早いから、安いから、だけじゃない。何年も下積と修行を積んだ作り手の精魂込めた「仕事」が、手のひらほどのちいさな魚と米を特別なものにしているのだ、と。そんな鮨を日本酒とともに、磨き抜かれたカウンターで食べる美味しさ___様々な要素=作り手の「仕事」が絡み合うその味は、本当に格別なものだ。

洋服もそう。一見ありきたりに思えるデニムひとつとってみても、聞いていて怖くなってしまうくらいのこだわりに、”気分”などというふわふわしたものをミックスして、素晴らしいものを作り出してみせるクリエイターがいる。そんな彼らの「仕事」に、ニヤリとしたり、ふむふむと頷いたり、膝を打ったりと、事実を皆様に伝える私たちの「仕事」がある。

熟練の手練れの目利きと技が作り出す、「仕事」。鮨屋と服屋、似てるかも??