この春RIVERUSにラインナップしたLEUR LOGETTE (ルールロジェット）。
一見フェミニン、一見ガーリー。ですが、そこから見え隠れする「毒」や「デカダンス」のようなものに、私自身は惹かれています。服が「物語」を感じさせるのもいい。これ使えるよね、とかでなく、「こういう服が着たい。」「こういう女になりたい。」と思わせてくれる特別さがあります。

イメージ方面ばかりでなく、素材や造りへのこだわりもひとしお。服ひとつひとつに膨大な時間をかける、とリリースにありますが、手にとればそのことばの意味が伝わってくる。永く愛用できるよう、着るひと自身の物語になっていくのがわかります。反面、ひとの手を感じさせ過ぎないのが、「洗練」につながっているのだと思います。

美しいレースのキャミソールをスポーティーなシャツと着てみました。とてもフレッシュ、あたまとこころがアップデートされたかのよう。ファッションの楽しさや喜び、醍醐味を、久々に感じています。

トレンドとは無縁の服です。でもたしかなのは、これが「いま」の気分、ということです。

BLOUSE/ LEUR LOGETTE (ルールロジェット）