皆さまにとって、「ラグジュアリー」とはなんですか？
「時間」や「空間」、「人との出会い」＿＿＿こういうかたも多いと思います。
ですが、そのジャンルの「ラグジュアリー」は、今はちょっと置いとくことにして。

たとえば私にとっての物質的な「ラグジュアリー」は、あるブランドのフレグランスソープなのですが、それはバリ島・ウブドゥの夜に一瞬で連れて行ってくれる、濃密で複雑なサンダルウッドの香り。
もうずいぶん長いこと訪問できずにいる大好きな土地を毎日思うことができるから、こんな贅沢もまあ悪くないか…と愛用しています。

もっと“自然”に、ラグジュアリーを楽しむのはどうだろう＿＿最近考えていることです。
もちろん、無駄な贅沢や浪費をしよう、ということではなくて、むしろ、ときめきや高揚感を毎日感じさせてくれるものに「だけ」、お金を使わないことにしてはどうだろう、ということです。
あれば着るかも。無難だから使える。バーゲンだから買っとこう。そんな中途半端な理由の「無駄遣い」は時代錯誤だし、第一サステナブルじゃない。
そのかわり、たっぷり時間をかけてシビアに選んだ「ラグジュアリー」は、毎日を幸せにしてくれるはず。

ラグジュアリーは、あなたに必要ないかもしれない。
でもだからこそそれは、あなたを「ファンタスティック」にさせてくれるのです。