あたらしい季節の始まりを告げるクリスチャンワイナンツ。なかでも個人的に、入荷を楽しみにしているのがドレスです。クリスチャンワイナンツといえば、滑らかなファブリックに描かれた独創的なプリントをイメージ。まるでアートを身につけるように、クリエイションを楽しむことができるドレスですが、今回はそんなイメージを、楽しく、鮮やかに裏切ってくれるこんな一着が届きました。

“ごわごわ”したコットンファブリックは、洗練のほかに、ちょっと無骨も感じさせるところがいい。無骨を感じさせるのに、深く開いた背中やサイドスリットから、単なるフェミニンとはまた別の、潔さや華やかさが香りたつ。デニムとサボを合わせて“カジュアル”しながらも、他とはひと味違うオーラが漂って見える気がするのは、やはりクリスチャンワイナンツの手腕なのかもしれません。

DRESS/CHRISTIAN WIJNANTS (クリスチャンワイナンツ）