先日のことです。
RAG&BONEとCHIMALA、異なるふたつのブランドのジーンズを履き比べることがありました。
RIVERUSでもおなじみの両ブランド、みなさまもご存知のように、
どちらも「デニム」をアイデンティティーとするクリエイターです。
履き比べてみた結果、あまりにも違うその表現に、
結構強めのショックを受けてしまったのです（今更？？と、どうか言わないで）。

濃いめにウォッシュをかけたインディゴブルーのRAG&BONE。
スリムでもワイドでもない、文字どおりなストレートシルエットが本当に美しい。
履くひとの存在感を圧倒的に引き立てる、クラッシックで品格さえ香りたつモデル、
誰もが夢中になる一本だと思います。
かたやCHIMALAは、作り手の思いやこだわり＿＿そう、「美学」を感じずにはいられないクリエイターです。デニム好きなら、洋服好きなら、必ず心を揺さぶられる表現が本当に素晴らしい。
ハードなウォッシュ。ほつれた糸。ひざが抜けたようにも見えるだぶだぶのシルエット。
まるで何十年も履き込んだ、宝物のような趣きを感じさせるジーンズなのです。

あまりにも違うふたつのジーンズ。「デニム」という素材が持っている寛容さ、その可能性に、
改めて大きなショックを受けてしまったというわけなのです。

前置きが長くなってしまいました＿＿＿今回ここでお伝えしたかったのは、
「幅広い視点を持つ」ということ。
幅広く、というのは、個人的に最も大切にしている考えかたです。
さまざまな事象が持っている楽しさや美しさ、
好奇心の先にある「新しい出会い」の歓びは、なににも代え難いものだから。
今回着たPLAN C(プランシー)のように「最先端の遊びゴコロ」もあれば、
100年大切にしたくなる「永遠のクラッシック」もあるのがRIVERUSです。
「なんだか不思議なアイテムだな〜」「これ私じゃないかも…」と、
みなさま店頭でお思いになることがあるはずです。
そんな全く違うアイテムたちそれぞれの背景には、必ず「RIVERUSの視点」が潜んでいます。

デニムが持つ幅広い表現力のように。
「幅広い」視点とこころで選んだものたちで、
みなさまにファッションの醍醐味をお届けしたい＿＿いつもそう考えています。

COAT/PLAN C(プランシー）