「生地の風合いはハサミを入れると一度死ぬ」。
あるデザイナーのインタビュー記事の中に見つけたことばです。
思わずどきり、強烈に胸に残っていることばです。
洋服をかたちづくる要素のなかでも、「素材」は最も大切なものと思いますが、
布をまるで生きものを見るかのような表現に出会ったことで、
これまでとはまた別の視点が加わり、素材への思いがより一層強いものになりました。

あたたかな光が美しいこの季節には繊細な素材が着たくなります。
詩情あふれる素材遣いの美しさはFORTE FORTE（フォルテフォルテ）の得意とするもの。
刺繍の施された“可愛い”黒は、今の季節にこそふさわしく思います。