RIVERUSをかたちづくるのに欠かせないキーワードのひとつに、「エスニック」があります。
ブランドでいうなら、今季はMII（ミー）とか、今回履いたパンツ、SZ BLOCKPRINT(エスゼットブロックプリント)などがそれ。どちらもともに、パリやロンドンをベースとするクリエイターがインドの手仕事に魅せられ、かたちになったブランドです。ヨーロッパの洗練された大人文化と、インドならではの強い生命力のようなもの___ふたつの要素が同時に存在するアイテムたち。個人的に、マーケット、バザール、マルシェ、市場、みたいだなあ…などと考えています。

異文化どうしが差異を認め合いながら存在している「マーケット」。日本はもちろん、どこの国へ行っても楽しさこの上なく、新鮮なカルチャーを味わえるから大好きです。みなさまはいかがですか？
このパンツひとつとってみても、インドの伝統的なプリント技法を用いつつもインドコテコテ！でなく、フレッシュな可愛らしい、「初夏を待つブルー」なのです。ひとつのパンツのなかに存在している異文化…身につけるこちらは楽しくなるしかありません。そして、これらが持つ曖昧な余白と思える「不完全さ」に、たまらない魅力と愛着を感じます。

RIVERUSもマーケットのようなもの。数多くのブランドやアイテム、様式や文化、キーワード、がかたちづくる場所、RIVERUS。思いがけない発見を掘り出せる楽しい場所＿＿そう、マーケットなのです。