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スタッフがお届けする最新ジャーナル
フォーカスアイテム、着こなしのポイント、バイイングトピックスなど、RIVERUSの考えやこだわりをご紹介

2021.05.06

In The Baggage

私とRAG&BONEの歴史

私がバイイングの仕事をスタートしたのは30代の前半。もちろん「出来るからやる」ではなく「やれるようになる」というミッションのもと、バイイングのキャリアはスタートしました。海外のバイヤーの方の中に混ざるとまだまだ若輩者。いつまでも若々しくかっこいい諸先輩方。道のりは長い。まだまだ私たちは成長過程です。

私のバイヤーのキャリアと同じくらい歴史を持つブランド、RAG&BONE(ラグアンドボーン)。バイヤー1年目の私が上司と訪ねたニューヨークの老舗のショールームで出会いました。それこそ初めて「やりたい」と思ってアポイントを入れたブランドだったように記憶しています。RAG&BONE(ラグアンドボーン)はメンズが先行してデニムで人気の火がついていたのですが、ウィメンズは後発でコレクションが出来、その当時はコート・レザージャケット・デニムくらいのほんの数型(なにせ昔過ぎて記憶が曖昧ですが)。とにかく型数が少ないコレクションで驚いたのを覚えています。そこでオーダーをつけてからかれこれ17年くらい。私たちが長く見つめ続けているブランドの一つとなっています。その後ブランドが売れていきブランドの規模感もどんどん大きくなるのを目の当たりにしました。こんなに急激に成長していったブランドは私が見ているブランドの中では他にありません。一番分かりやすかったのは、ショールームを引っ越す度に広い物件となっていったこと。とても広い今のショールームになるまで時間はかからず、RAG&BONE(ラグアンドボーン)は急激な成長をしていきました。

写真はRAG&BONE(ラグアンドボーン)のショールーム。世界観を大切にするRAG&BONE(ラグアンドボーン)は、内装にもこだわりを持っています。日本にお店を出すときはニューヨークから職人を派遣するほど。表現するものに統一感を求めています。

ブランドは長く続けていると、コレクションにも変化が出てきます。RAG&BONEがもっとこうだったらいいのに、という私たちの意見が濃くなってきた時に、嬉しいニュースが入ってきました。創業時のデザイナーであるマーカス氏が昔のようにデザインへの介入を強めるとのこと。何のことかわかりにくいとおもいますが、ファッションの世界ではよくあることで、ブランドが大きくなるとデザイナー1人では膨大なコレクションをさばけなくなり、チームで制作するようになることが普通ですし、社長業の比重が高くなり、創業者が現場から遠くなることも。初期の頃のムードや私たちが求めているブランドアイデンティティが薄れていき、ブランドは大きくなる。悲しいかな、ブランドあるある、です。

今、皆さまにご覧いただいているRAG&BONE(ラグアンドボーン)のコレクションは、”がっつり”マーカス氏が監修したコレクション。私が初めてのニューヨークのバイイングで出会った頃のムードが戻ってきました。ミリタリーやトラッド、ワークなどのメンズライクなデザインやディティールをウィメンズに用いた骨太感が復活。私たちが求めているRAG&BONE(ラグアンドボーン)感が帰ってきています。

私がブランドスタートから見つめ、今さらに内容を充実させているRAG&BONE(ラグアンドボーン)。ぜひご覧になってみてください。